このところ視察等で県内の色々な地域に伺うことが多いのですが、静岡県がお茶の産地、それも日本一ということはもちろんわかっていますが、改めてどこへ行っても茶畑があり、静岡県の魅力を改めて感じました。
「ここは茶どころ無茶やめて」という交通安全標語が何年か前でしたが、私の在住する熱海にも立て看板が国道沿いに設置されていて、うまいこというな~と当時思ったことが私の記憶に蘇ってきました。今では浜岡原発にも状況によってではありますが使えそうです。茶産業の放射能被害も心配されましたが、今のところ何とか方向性は見えつつあると感じていますし、川勝知事も当然といえば当然ですが体当たりで県内主産業のお茶を必死に守ろうとしたことは、手法はどうあれ高く評価されるべきことだと思っています。
ただ、お茶だけではなく生活に関するあらゆる食に関わるものや観光に関わるたとえば夏場の海水浴場の水質なども含め、農産物、海産物の心配は所管担当者に進言してきました。対応の遅さに苛立ちは隠せませんでしたが、幼い子供たちや抵抗力の弱い高齢者に対する安全対策など想定外も想定した取り組みを市町より県が速やかに行うべきではないかと、それもスピード感を高めた対応が求められ、今後の大きな課題であると思っています。