平成23年1月28日(金)午後7時より熱海市起雲閣音楽サロンにおいて「消防庁舎移転」説明会が開催されました。
静岡県庁にて質問の打ち合わせを6時近くまで行い、新幹線に飛び乗って・・という予定がこういう時に限って雪の影響で新幹線が遅れて到着。
しかし、どうにか7時過ぎには起雲閣に到着しました。
市議時代から庁舎建設については経緯を知っているだけに、この消防庁舎がどこに決まるのか気になっていて、旧長崎屋跡地が候補地にと知った時には、いくつもの弊害があると感じていました。
本来ならば、現在の消防庁舎に建て替えが望ましいと思うのですが、借庁舎などの財源負担が今の市の財政上は難しいということなのだろう。
説明会では市担当者からの説明のあと、近隣住民から経過説明への疑問が投げられたが、庁舎分庁化案と消防庁舎案が混同し、当局側が十分な準備ができていなかったようにも感じる説明に受け取れた。
19時半から重複していたワイズメンズクラブの委員会もあり、20時15分には会場を後にしましたが、
地域住民の主な意見や質問は
・経済状態が良くない中で、この地域には賃貸アパートが多いが、転出どころか騒音等で入居者がいなくなる。
・消防庁舎が清水町駐車場(旧長崎屋跡地)と来宮駅前案と聞いたが、なぜ清水町駐車場になったのか。
・夜間の騒音についての心配。 (昨年の出動数は南熱海も含めて3020件が救急、13件が消防、このうち半数が夜間出動)
・商店は清水町駐車場があるので営業がスムーズにできていて、無くなると困る。
・港から起雲閣・見番の道路整備に電柱の地中化含め多額の投資をして地域に理解を求めてきたが、その計画には無かったものを急に提案されても困る。
・この場所が消防庁舎で津波対策についてはどうなのか。
・清水町駐車場の裏に住んでいるが、騒音や日照など考えるととても住めない。買い取ってほしい。
・現在の耐震の数値についての疑問。
県議の立場としてはいつ来るかわからないがいつ来てもおかしくない東海地震、神奈川西部地震について一刻も早く市民の命を助けるための消防庁舎の耐震もしくは建て替えを望むものですが、駐車場や騒音については問題が解決しない限り、地域住民の納得は得られない。
本来ならば命を救う、救急車や消防車はより近くに配備されていた方が安心なはずだが、すぐ隣では迷惑ということなのだと思う。
さらに議論を尽くさなくてはならないが、私が退席してから各町内にもっと詳しく説明に来てほしいという要望が地元町内会長さんからあったようです。