皆様、新年明けましておめでとうございます。
はじめに、旧年中は多くの皆様よりご指導ご助言賜り、心から御礼を申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症と日々対峙し、市内の経済状況は大変厳しい状況が続きました。そのことに注視し、市の取り組む対策等に助言・進言を心がけ、積極的に取り組んだ一年でした。
また、一昨年7月3日に発生した伊豆山土石流災害は、かつて熱海市が経験したことのない未曾有の大災害となり28名もの死者・行方不明者を出してしまいました。
そのため、熱海市議会は、強い調査権限を持つ百条特別委員会を設置し、その原因究明のための調査が始まりました。私にとって、昨年一年は、この土石流災害の調査に奔走した一年でした。被災された市民の立場に立つことを肝に銘じて、市民の代表である市議会議員の一員として、その原因究明は、私の最優先の活動となりました。
現在、伊豆山赤井谷源頭部では、残土除去のための行政代執行が行われており、新砂防堰堤の工事も進んでおります。一刻も早く伊豆山の安全と安心を取り戻さなくてはなりません。
百条特別委員会につきましては、現在総括に向けて最終調整を行っておりますが、経過については本誌面で要点を報告いたします。
原因究明と並行して、伊豆山の住民の方々の生活支援と復興に向けた準備や作業を進め、多くの方々からも声を聞かせて頂きました。その声は確実に議会に届けて参ります。
市内経済では、新型コロナにおける需要回復等に伴う物価高騰やロシアによるウクライナ侵攻に伴う原油価格高騰、さらには円安等による物価高騰が今後も懸念されます。この状況をしっかり乗り越え、震災から復興へ・豊かな暮らしへ熱海の再始動に向け引き続き全身全霊で努力を重ねて参ります。
皆様にとりまして、本年一年が実り多き充実した年となりますよう、ご健康とご多幸を心からお祈り申しあげ新年のご挨拶といたします。