国際観光専門学校・国際医療管理専門学校・国際ペットビジネス専門学校の熱海校の3校合同卒業式にお招きいただきました。
熱海の地で、観光、医療管理、ペットビジネスのそれぞれの分野を学ばれ、今日晴れて御卒業する皆さんの表情はとても希望に満ちていて輝いて見えました。
観光は、ホテル委託奨学制度がこの学校にはあり、ホテルや旅館に勤めながら専門分野の勉強をするという大変ですが、まさにサービスの実践をしながら教養を身に付けていくというプロになるには最高の近道だと思います。
また、この熱海は多くの日本人の憧れの観光地でもあったことから、文人墨客が訪れ多くの作品も残しています。
伊豆の入口でもあり、昨年は富士山が世界遺産となって低迷している観光も少しずつ明るい兆しも見え始めています。団体客から家族客、個人の小グループと旅行形態も様変わりし、そのニーズに対応できない観光地は衰退していくのでしょう。熱海市もそのような傾向が心配された頃もあり、まだ予断は許されない状況にあると思います。
これからは、わかく新しい感性が観光地にも求められています。おもてなしの気遣いをスムーズにできる日本文化をしっかり継承していただきたいと思います。
医療管理の分野については、県は現在ファルマバレープロジェクトを進めておりますが、医療は素晴らしく目覚ましい進歩を遂げています。最近の日本の医学はiPS細胞に続いてSTAP細胞の開発方法が発表されるなど世界からの注目を集めています。この静岡東部地区では健康産業集積を図り、更に医療の研究に突き進もうと県も力を入れています。
健康長寿日本一を標榜する静岡県ですが、さらに長寿県となる様、そして病気やケガで今まで治らないといわれたものまで治るように、医療は言うまでもありませんが命と直結した仕事です。ミスは許されません。2年間学んだ医療管理のノウハウを社会に出てしっかり活かして、多くの命を救うことに繋がるサポートをお願いしたいと思います。
ペットビジネスは、私の長男もこの関係の仕事をしていますが、命を扱うことは人間と同じです。ペットは家族なのです。そして小動物はデリケートです。うちにもルルという猫が一匹いますが私を見るといまだに逃げます。しかし、このペットが人間以上の活躍をしたり、人間を癒してくれるわけです。ペットも病気になりますし、もちろん寿命もあるわけですので、この社会で動物が人間と共存し、幸せでいられうようにペットビジネスの分野での活躍を大いに期待したいと思います。
本日から社会人としての新たな第一歩を歩み始めた卒業生の皆様の前途を祝し、改めて卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。