4月12日、静岡市清水区の清水港と伊豆市の土肥港を結ぶ「県道223号」が認定され記念セレモニーが清水港において挙行されました。
県は、清水港(静岡市清水区)と伊豆市土肥を結ぶ駿河湾横断ルート(延長約30キロ)を「県道」として認定し、県議会でも承認され、現在、駿河湾フェリーが定期船を運航している航路を「県道223号」(ふじさん号)と認定しました。海上から富士山の景観を楽しみながら伊豆に向かう路線で、正式な路線名は県道223号清水港土肥線です。
観光交流目的に特化した海上県道認定は全国でも初めてです。
セレモニーで川勝知事は「県道223号上は海と山の風景の画廊。乗船者の一生の思い出に残る県の名物にしていきたい」と語りました。
新たな道路工事や維持管理などの費用もかからず、既存の会場のフェリー航路を「県道認定」することは知名度が高まることはもちろんのこと、富士山世界文化遺産登録を見据え、観光振興や地域活性化などにつながる有効策であると思います。今後さらに伊豆半島や富士山をはじめ静岡県のPRに役立てられたらと思います。
参加者してくれた地元幼稚園児や式典来場者らは乗船者と紙テープをつなぎ、県道通過第1便となるフェリーの出港を見送りました。
川勝知事と喜びを分かち合い記念撮影。民主党・ふじのくに県議団の林県議、阿部県議とも記念に。
※県道223号認定記念 片道3776円の特別運賃 駿河湾フェリー
静岡市の清水港と伊豆市の土肥港を結ぶ駿河湾フェリーは12~14日の3日間、「県道223号」認定を記念し、一般的な乗用車の片道運賃を通常の1台6千円から3776円とする特別運賃を実施します。
予約、問い合わせはエスパルスドリームフェリー〈電054(353)2221〉へ。