平成24年7月4日、静岡県議会議員6月定例会は本会議の質問が終わり、各常任委員会に付託された案件についての審議が始まりました。
私は5月の委員会改選にて文教警察委員会の所属となりました。今までの総務教育委員会も多くの山積する問題がありましたが、この文教警察委員会もやりがいがありそうです。
それに、会派の議員から文教警察委員会は独特の雰囲気がある・・と、漏れ伺っており、そういった意味では興味はありましたが、どこの委員会でも予算や条例の審議が基本であることには変わりません。
教育については、我が国の成長にはなくてはならない大切な分野であり、教育先進国として、様々な問題を乗り越えていかなくてはなりません。新しいものにチャレンジし、古き良きものを大切にし、現場の声をしっかり聞きながら議論を交わしたいと思います。
また、県警察については、昼夜を問わず県民の暮らしを守るため献身的な活動をしています。特に本県は被災地岩手県の支援を行い警察官の現地での貢献は高く評価されています。この多様化する複雑な社会に対応する強く頼りがいのある警察の構築のために良い提言をおこなえればと思います。
さて、画像は本日の委員会の様子です。今日は警察本部の議案審議から始めました。
私は、先般の熱海市で発生した暴走トラック事故に関して、過積載違反の取り締まりについてとチャイルドシートの周知や推進策を質しました。
「過積載については熱海の暴走事故を受けまして、地元の熱海警察署の方では5月30日と6月14日、隣接します三島警察署交通機動隊等の後援を得まして、熱海峠の旧料金所で取り締まりを実施しており、この際には検挙に至るような過積載はございませんでした。なお、県下における5月末の過積載の取り締まり状況でございますが、15件、前年対比36.4%の増加ということで過積載の取り締まりは強化しているところです。また、今回の熱海の事故を受けまして運送事業者等に対して、過積載をする前に対策と致しまして、交通部長名による過積載の運行事業者に対する安全対策の申し入れを行い、過積載等の運行をしないように強化しているところでもございます。」
「チャイルドシートにつきましては、本年4月に警察庁と一般財団法人JAFが合同で行ったチャイルドシートの使用状況調査を本県の使用 65.4%という、これを前年対比ですと14.3%上昇している状況ということであります。本県においては委員ご指摘の通り、効果があったという事例もありますので、チャイルドシートの使用率の向上策として正しい着用を促進するため幼児の保護者に被害軽減効果を知ってもらうための 幼稚園・保育所と連携した、保護者に対する取り付けの指導、併せて安全教育運動等の機会を利用したキャンペーン、あと、自動車販売店等と連携した現場における取り付けの指導、あとは非使用者に対する指導取り締まりの強化を行っているところであります。いずれにしましても子どもの命を守るという大事な安全装置でありますので、更なる着用の徹底を行っていきます。」
という答弁がありました。
明日は、教育委員会の所管事務調査を中心に議論が交わされます。