平成23年7月12日、静岡県議会6月定例会が最終本会議を迎えました。
東日本大震災や中部電力浜岡原発の全面停止を受けた新エネルギーの導入促進、地震・津波対策などの事業費を盛り込んだ24億5700万円の本年度一般会計補正予算案などの13議案及び、議員提案の意見書案を原案通り可決しました。
我が会派、民主党・ふじのくに県議団からは源馬謙太郎議員が討論で登壇し、「どの政策も相変わらず一時的、対症療法的であることは否めず、停滞している県内景気を活性化させるにはほど遠い」と意見を付け加えたうえで、静岡茶の安全安心対策などが盛り込まれた6月補正予算案は「重要で必要」と賛成の立場を強調し、「一連の震災対策を大いに評価する」と必要な措置であることを述べ、当局上程議案すべてに賛成の意を表しました。
この他、政府の要請により全面停止している浜岡原発に関する「浜岡原子力発電所の安全対策についての意見書」が可決された。内容は、停止を要請した国に対し、「発電所内には使用済み核燃料が多く保管されているため、核燃料プールの安全対策や、使用済み核燃料を安全な保管場所へ移すよう求める」というものです。
また、「東海・東南海・南海」3連動地震への対策強化・電力の安定確保対策・津波被害軽減のための住居及び事業所の移転促進を求めるいずれの意見書も原案どおり可決され、それぞれ国などに提出されます。