橋本かずみ活動ブログ

[岩手県山田町の視察]二度と命を落とすことのないまちづくりへ

改めまして、3月11日に発生した東日本大震災により、多くの尊い命が奪われました。お亡くなりになられた皆さまのご冥福を心からお祈りするとともに、被災された皆様にお見舞い申し上げます。
平成23年6月6日から8日まで岩手県の被災地視察を行いました。
現在、報告書を作成中ですが、現時点で報告できる範囲でご報告いたします。
今回の現地視察は2班に分かれ、静岡県議会民主党・ふじのくに県議団で実施致しました。
1班は7名、2班は6名、できるだけ現地に迷惑を掛けないように、レンタカーでの移動となりました。
2日目が主な視察日となり、朝8時、花巻市から遠野市へ移動しました。
静岡県は岩手県を支援することとなっており、岩手県の遠野市に静岡県現地支援調整本部(遠野市浄化センター)が設置されています。
現在、静岡県としては第11次派遣隊が派遣され、県から13名、市町から12名の職員の皆さんが応援に駆けつけています。支援本部の概要は隊長1名、副隊長1名、職員2名、山田町への応援1名、大槌町応援1名の計6名で、毎週金曜日に引き継ぎをして1週間での交代制。
まずこの支援調整本部にて第11次隊の野村秀樹隊長による現地状況の説明を受けました。
協定に基づき遠野市が山田町と大槌町を支援しており、静岡県職員は遠野市支援業務の一部を手伝っているということでした。
6日現在、警察庁のまとめによりますと、東日本大震災による死者1万5373人、行方不明者8198人、避難者9万8303人。
今回、私たち視察団は、遠野市から釜石市の被災状況視察、大槌町の視察、山田町視察、宮古町視察を行いました。
今回は山田町の状況を主に報告致します。
山田町では、副町長の佐藤勝一様と危機管理室長兼情報チームリーダーの白土靖行様に貴重なお時間を頂き、被災の状況のお話を伺いました。
被災状況は6月5日17時発表現在警察発表で遺体収容者数577人、安否不明者数271人、避難者数避難所28箇所2200人、
佐藤副町長より、「3月の18日より静岡県の皆さんには本当に献身的に支援していただき、我々としては表も裏も見ていただき、ないことを祈りますが、有事の際に活かしていただければ。」
「今、復興計画の策定を進めている。きっちり復興するのが役目でありますし、そのことがみなさんに報いることだと思っている。使命だと思っている。復興しなかった町はないですから、町民一丸となって新しい山田づくりを行う、ターニングポイントだと、そういう捉え方した方がいいと思っています」と復興に向けてのご挨拶いただきました。
3時22分に津波、その後に火災発生、オランダ島という東北唯一の無人島の海水浴場がある。船越半島がある。国土地理院で示した浸水域、若干づれはある。
消防車自体は被災した車両ある。消火活動に対して消火活動ができないわけではなかったが、見てわかる通り、道路がはっきりわからない。津波によって壊れた家が道路を全部ふさいでしまったために、車が走れない状況、そのために消防車による消火活動が全くできない。
消防団が消火線を担いで消火栓を探し消火活動していますが、まちの水源地も浸水し、水を吸い上げることができない。直接消火栓をつないだところで、配水地にある水がなくなっている、活動は終わりです。
県防災ヘリに消火活動をお願いしたが、夕方ということもあり、日が暮れるからと消火活動はできないと断られた。その間ずっと燃えている状況でしたので、山田町役場も被災する恐れがあった。夜中じゅう、ワンブロックづつ燃えるのかと思ったら、道路の瓦礫に移り燃えている。そのために火は消えず燃え続けた。
市役所4階でずっと見ていたが、爆発と熱風で熱かった。サッシが熱くなった。山田町役場も浸水している。地下の公用車はほとんどがダメでした。そのなかで静岡県から軽トラックをいただき、これは助かりました。
震災のいろんなことでごたごたしているわけのわからない状況で、必要ですよ車、2台ですか3台ですか5台にしましょうと、私の記憶の中では静岡県職員が勝手に必要だと決めていたのですが、それが助かった。
あとあと物資配給も公用車被災していましたから、そういう判断が被災している市町村にはできないということ。
市町村が被災しているということが県の計画にあるかどうか。これは静岡県の隊長と班長に毎回伝えている。被災した市町村に対し求めるものではなくて自ら行かないと静岡県の方にも話している。
県の立場としては被災した市町に自ら出向く体制が必要。ということは、これは山田町が痛感したこと。県の衛星防災行政無線のネットワークがうまくつながらなかった。県との連絡が途絶えた状態。たまに繋がると山田から連絡来たと相手が驚く状態。
県では山田を呼んでいたようですが電話は鳴りませんでした。FAXもたまにしか来なかった。そういう状況の中で県と連絡が取れない町としては、どうするか、航空自衛隊が山田町にはあり地震発生後にまちに来ていた。そこの無線が取れ、山田は7地区あるが、この地区に支部があり、近い職員が付く、
昼間は支部に行けるが、夜は暗く運営が難しい。色々手段を使い支部運営に携わっている。船越湾と山田湾は両方向から津波が来たために、防潮堤8.35の高さと防潮林がなくなった。
8.35は0メートルになった。ここはもう海の状態。防潮堤はごろごろしている状態。両方から津波が来て真中で水柱があがった状態。
明治29年の津波の影響で高台に集落結成したところは助かっている。
職員を配置し、支部形成したときに孤立する支部の予測はできていた。
昨年の2月28日にチ

橋本かずみプロフィール

橋本一実(はしもと・かずみ)
1964年(昭和39年)10月20日生まれ、58歳
家族:母、妻、1男2女
住所:静岡県熱海市清水町5-17
●静岡県立熱海高校卒業(1982年度卒)
●株式会社東海プランニング代表
●熱海市交通指導員(2002年~)
●熱海市バドミントン協会会長(2008年~)
●熱海高校同窓会みどり会会長(2017年~)
●熱海ワイズメンズクラブ会員(1998年~)
●熱海コンパニオン協会会長(2018年~)
●熱海コミカレねっとわーく会長(2020年~)
【公職・政治歴】
●2002年9月:熱海市議会議員初当選
●2003年4月:熱海市議会議員再選
●2007年4月:熱海市議会議員3選
●2010年10月:静岡県議会議員初当選
●2011年4月:静岡県議会議員再選
●2014年5月:静岡県議会厚生委員長
●2015年6月:衆議院議員秘書
●2019年4月:熱海市議会議員4選
●2020年6月:熱海市議会第83代副議長

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