平成23年5月21日(土)午前10時より熱海市網代地区の緊急津波避難訓練が開催されました。
午前10時に網代公民館に集合し、実施要領の説明がまず行われました。
本日の訓練対象者は地域住民代表者であり、相模湾を震源とする大規模な地震が突然発生し、熱海市において震度6強の揺れとなり、地震発生直後に津波第一波続いて数回に亘り津波が襲来、関東地震津波浸水域の住民に対し避難経路の検証、避難に要する時間の検証、避難場所の海抜確認、災害時要援護者対策の確認、津波避難ビルの確認を参加機関において実施するとこが想定されました。
実施フローは訓練説明後に各町内に戻り、関東津波浸水図とゼンリン地図を持ち、避難ルートを確認しながら避難ルート上の危険物、災害時要支援者の避難方法、避難ビル・他の避難場所の考察を行いながら、避難場所とされている網代小学校に向かい、網代公民館に戻り検証と要望を行う。
私は今回は来賓ではなく、、、網代地区の友人に声を掛けていただき、参考にさせていただこうと思いオブザーバーとして参加させていただきました。
多くの感じることがあったのですが、基本的に避難場所とされている網代小学校については海抜4メートルとなっており、校庭で7メートルと伺っているのですが、今回の東日本大震災を教訓とする想定外の地震や津波も今後は想定しなくてはならないことは言うまでもなく、今回は震度6強の揺れということが想定されているのですが、避難地の見直しや避難ルートについて、車いすなどの避難も想定して考えていかなくてはなりません。
各町内の皆さんが訓練を終えて、公民館の検証では、片町では裏山が急傾斜地であること、丁場では要介護者は5件で、可動式の防波堤があるが駐車禁止措置が必要ではないか、南町では避難場所が教安寺だが歩道橋が心配、鉄筋は10分団詰所がある、宮町は120世帯で3階は5件、小学校から中学校も避難地として考えるべきでは、網代測候所へ登るルートの整備必要、宮崎では要介護者6名、電柱の電線で地震時の感電の心配、リヤカーが防災倉庫にあり活用検討、町栄は家が密集し、19名要支援者いて全員の救出は大変厳しい、小学校の上の空き地に避難するべき、その階段には手すりが必要、4メートルの海抜表示は疑問がある、防潮堤の角材点検必要などでした。
今後熱海市は防災室と連携し、避難マニュアルを再検証し安心で安全な防災対策を整えるということでした。
この訓練には県東部防災局からも訓練に参加してくださいました。
みなさんお疲れ様でした。