平成22年11月18日(木)御殿場高原ホテルにおいて第11回富士箱根伊豆交流圏市町村サミットが開催され、熱海市からは斉藤栄市長、議員では鎌田武俊市議と藤曲敬宏市議、市の職員のみなさんも参加していました。
県議団は地元静岡県議がやはり多く出席していました。(民主党・ふじのくに県議団からは池谷晴一県議・勝又喜久男県議・吉田有弘県議と私の4名が出席)
今回は富士箱根伊豆交流圏市町村ネットワークの議長を御殿場市の若林洋平市長が務められました。
御殿場には少し余裕をもって行ったのですが、駐車場に着いた途端に「雹」、、、そうそう氷の粒、が降ってきてさすがに御殿場だと驚きました。
そんな足元の悪い中でしたが、静岡・神奈川・山梨の副知事さん、37の市町村長、3県の県議に市長村議が集結いたしました。
サミットは、まず、観光部会の報告があり、
明治大学公共政策大学院教授の青山佾先生の海外における外国人観光客対応~世界の街角から日本の観光を考える~とした基調講演が行われ、
先生の講演の中で各国の観光地の工夫などと、熱海の平和通りのものと思われる『椅子』が紹介され、観光地で座ることのできる気配りなどの事例も挙げられていました。
また、続いて観光連携施策事例紹介ということで、箱根・湯河原・熱海・あしがら観光圏の取り組みについて、伊豆観光圏整備計画事業について、富士山・富士五湖観光県の取り組みが順次報告されました。
続いて行われました意見交換では限られた時間の中で、青山先生の進行により何名かの首長さんと議員の意見提言が述べられました。
この観光圏事業がが事業仕分けに挙げられ廃止になるが、サミットで共同で国へ働きかけをするべき、富士山の環境問題、登山者数の制限規制をする必要があること、3つの観光圏が自分のところだけということではなく、お互いいいところ取り入れ支えあうことが必要、伊豆半島は有料道路が多すぎる、観光看板等を観光県域で統一にするべき、など多くに意見が出されました。
1.本会議での取り組みをさらに進めるため、構成市町村の交流・連携をより一層活発化させるとともに、観光面を中心として、著しく変化する社会環境と国内外の観光客や住民のニーズに合わせた事業計画の策定等を行います。
2.国が進めているビジット・ジャパンや、富士山静岡空港開港、羽田空港国際化等による圏域内への外国人観光客の増加に伴い、日本を代表する国際的観光地域として観光客を迎えることができるよう、外国人観光客向けの魅力ある周遊観光プランの提供を行う等、戦略的な情報発信を進めます。
3.圏域内一体となって国内外の観光客をおもてなしの心をもって迎えるため、行政の連携強化に加え、圏域内のNPOをはじめとした市民活動団体における交流・連携を進めます。また、NPO等と連携し、旅行中の観光客のための災害時対応を検討するなどして、国際的観光地域としての観光客の安心感や満足度を高めます。
4.国による広域地方計画や三県による富士箱根伊豆交流圏構想、さらには圏域内の国に認定された観光圏等とも連携しながら国際的観光振興を図るとともに、ロゴマークの作成・活用等の取り組みのように、サミットやサミット宣言の意見を具現化することにより、富士箱根伊豆地域のさらなる発展を目指します。
以上の4項目が採択されました。