伊豆山地区復興まちづくり・道路計画説明会
令和4年5月28日午前10時より、熱海市役所4階第1会議室にて開催された伊豆山地区復興まちづくり・道路計画説明会に参加して参りました。
この日、逢初川沿いの新設道路計画案の図面を住民に示し、住宅再建のタイムスケジュール見通しについても説明を行いました。
復興事業の手法として、行政が用地買収を行い宅地や道路整備する「小規模住宅地区改良事業」を採用し、最終的に宅地を再分譲し、24年度から本格的な宅地造成する案を示しました。
県と市は早ければ6月から地権者と用地買収交渉を始め、まずは土砂が流れ下った逢初(あいぞめ)川の拡幅工事に着手するとしています。
市が復興事業の軸に据えるのが逢初川中流域の河川両側に整備する幅4メートルの道路、地域の幹線道路「市道伊豆山神社線」に接続することで緊急車両が通行可能になり、生活環境の向上を目指す。
再分譲エリアは河川道路沿いに造成する予定で、具体的な区画数や公共施設の整備については被災住民らと意見交換をしながら決めていく。現場は今も市が災害対策基本法63条に基づき設定した「警戒区域」に指定され、被災者が被災エリアで生活するのは立ち入り規制の解除後となる見通し。市は8月までに警戒区域の解除時期や生活再建支援策を提示する方針という。
稲田副市長は「地権者や被災者の協力を得ながら、一日でも早く復興作業を進めていきたい」と述べた。