昨日、第5回百条特別委員会が開催されました。
今回の会議は一般の方には公開されませんでしたが、報道の方には、実名報道はせず、撮影、録音を禁止したうえで傍聴が許可され公開されました。
これまで、基本的人権の尊重、個人のプライバシーの問題や委員会の調査に支障をきたすことも考え、公開せずに会議を進めてきました。
しかしながら、伊豆山土石流災害の百条調査は市民の関心も高く公開を求める声も多く、今回は全委員がこれを認め報道の方への公開となりました。
今後は、協議の内容を踏まえ、その都度委員会で諮られ決められます。
会議の内容につきましては、質疑の取り扱いから始まり、議員13人158件の質疑通告がありました。1つの質疑には複数人に及内容もあり、記録の提出は135件、質疑が172件となりました。
書面回答、参考人、証人に振り分け今後精査を進めます。
熱海市と静岡県の職員については、質疑の量が大変多いため、はじめは書面による回答を求め、必要に応じて参考や証人を検討してゆく。
参考人は、民間の方13名を招致することを決めました。
参考人は、証人の様な罰則は無く、広い範囲で自由に参考人から意見を聞くことができます。
証人喚問は、前土地所有者、現土地所有者の予定で、今後の記録の提出、書面による照会、参考人からの証言を踏まえ、協議し進めていきます。
地方自治法第100条第10項による記録の提出要求について
私から、県の開示資料について、黒塗り部分の全ての開示を求める要望を致しました。
1.この黒塗り資料が公開されるのは、百条委員会限定で、この特別委員会が閉じれば確認したくても確認できなくなる
2.現在、公開の資料は、県が示した土石流発生箇所付近の土地の改変行為の公文書ですので、土石流に関係ない資料は存在しない。
3.市議会11月定例会部長答弁で、赤井谷の盛土の防災工事については、県と市の認識について防災工事の完了扱いと未完であるとの違いが認められた
という理由で、さらに隅々までできる限り調べたい。
議会事務局長により県にあらかじめこの件について問い合わせをしてあり、
県の黒塗り資料は4132ページあり、県からは全ての開示には約100日かかると説明がありました。
他の委員から、4000ページに及ぶ資料を県からは1セットだけ渡され順番で閲覧することについて何とかならないものか、データで手元に欲しいという意見等が出されました。
結果、参考人招致や証人尋問の日程は変更しないことを確認し、県に対して黒塗りの全面開示の申し入れを議長から行ってもらうための議決を諮り,全会一致で可決いたしました。