あらゆる細胞になりうる能力を持つ「iPS細胞」を世界で初めて作り、2012年のノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった京都大学の山中伸弥教授にまずは心からお祝いを申し上げたいとます。
ニュースを聞き、色々なエピソードに感銘を受けました。
そのひとつは、もうひとつの“功績”として紹介されている日本発の先端技術としてiPS細胞の国際特許を確立したこと。
世界を見据えた知財戦略は、iPS細胞研究の普及を促すとともに、『iPS=山中教授』との認識を世界に広め、異例のスピード受賞にもつながったということです。
山中教授が所長を務める京大iPS細胞研究所(サイラ)には、特許出願や管理を担う「知財契約管理室」があり、 サイラは学術研究には無償で使用を許諾し、商業目的の研究開発にも安い特許料で使用を認めている。山中教授は8日の会見で「研究開発と同じスピードで倫理や知財に対応しなければ、本当の意味での実用化はなされない」と知財の重要性を改めて強調している。
今後のこの分野のさらなる進化と発展を期待したいと思います。
おめでとうございます。