静岡県議会６月定例会が現在開会中ですが、一般質問に於いて先日、総合的な交通事故抑止対策についての警察本部長の答弁の中で、過日熱海市内で発生したトラック暴走事故の対応が言及されましたので記載します。

繁田警察本部長答弁

【総合的な交通事故抑止対策について】

『新東名では徐々に速度を超過する事案も見られ、今後重大事故の発生が懸念されることから、速度違反、また一般道に於いては、横断中の歩行者妨害等の悪質危険な交通違反に重点を置いた取り締まりを強化して参ります。
次に過日熱海市内に於いて発生したトラック暴走事故への対応としましては、過積載違反の取り締まりを強化し、運輸事業者に対する安全対策の監査、申し入れ、道路管理者等との再発防止検討会を実施しております。また、通学路の対策としましては、京都府内の集団登校中の児童が被害に遭った重大事故の発生直後から全国に先駆けて安全点検を実施し、それら時間帯に於ける通学路の整備、通行禁止違反、横断妨害違反などの取り締まりを強化し、重大事故の抑止に努めている次第です。』

具体的な対策としては、①過積載違反の取り締まりを強化　②運輸事業者に対する安全対策の監査、申し入れ、③道路管理者等との再発防止検討会を実施が挙げられましたが、あれだけの暴走事故を目の当たりにした住民・観光客の不安を払拭する策を考えなくてはなりません。
再発防止検討会の協議された内容については、どのような体制で行われ、協議内容について委員会等で詳細を聞いてみたいと思います。また、道路構造上の問題が大きく影響していることは言うまでもありませんが、避難地帯増設の可能性や下り車線歩道側へガードレール強化などの何か具体的な対策は打たなければならないと考えています。