平成23年6月23日、県議会6月定例会が開会しました。
会期は7月12日までの20日間と決まり、東日本大震災や福島第1原発事故を受けた地震・津波対策、新エネルギーの導入促進策などを盛り込んだ本年度一般会計補正予算案、2010年1月に御前崎港で起きたガントリークレーン逸走事故の損害賠償和解案など13議案を上程し、川勝平太知事が提案理由を説明しました。
川勝知事は、「東日本大震災や中部電力浜岡原発の全面停止による電力不足に向けた対策に、全庁を挙げて取り組む」と強調。今後10年間で新エネルギー導入を倍増させるとしていた目標を、できる限り早期に達成する方針を示し、「従来の一極集中依存型から分散自立型のエネルギー体系へ大きく転換し、エネルギーの地産地消を目指す」と宣言しました。
※観光誘客対策について
観光誘客対策については、東日本大震災による直接・間接の影響により、本県の活力を生む観光交流が大きく停滞しておりますことから、県内はもとより、首都圏や中京圏に向けて、新聞や雑誌、ラジオ等の各種メディアを通じた誘客キャンペーンや、旅行業者への働き掛けに積極的に取り組んでおります。
6月25日からは、伊豆ドリームパスや駿河湾フェリー、大井川鉄道フリー切符を利用した宿泊者を対象とした、利用半額キャンペーンを行います。現在、インターネットを中心として、PRを積極的に行っています。
7月7日には県内のホテル・旅館等の観光関係事業者が、県内宿泊者の約半数を占める首都圏からの誘客促進のため、東京都内で商談会を開催いたします。
旅行業者や運送事業者に対しまして旅行商品についての交渉を行い、県内へ宿泊客を呼び戻すための対策を強力に展開してまいります。
海外における風評被害対策といたしましては、今月2月から5月まで韓国で開催されました国際観光展に出展し、直接、韓国の皆様に、本県の安全な状況を説明し、改めて本県の魅力をアピールいたしました。本日も、ソウル市内において、現地旅行エージェントと県内観光事業者との商談会が行われており、今後も積極的に本県への誘致に努めてまいります。(川勝知事提案説明抜粋)
※県議会もクールビズ
代表者会議及び議会運営委員会で「品位」を重んじるとして上着・ネクタイ着用を決めていましたが、本会議を一度やってみてということのようでしたが、23日に開いた会派代表者会議で、本会議場でノーネクタイを認め、上着は着用とすることを決めました。
品位も大切ですが、今は節電が最優先ですので、上着も特別に今期は許されてもしかるべきであると思うのですが。