令和4年6月3日、被災から11ヶ月が経ったこの日、逢初川源頭部の応急排水対策工事が完了したということで、現場の公開と説明会が行われ参加しました。
この日、本来この土砂災害に関係する前所有者が上多賀・下多賀地区にも杜撰な開発を行っていることから、現地確認に行く予定でしたが、日程がずれ、急遽、前日の2日に案内が届き、この排水対策工事に参加に至った。
県の資料及び説明によると、逢初川源頭部にある不安定土砂へ水の流入を抑制するため、4月28日から応急排水対策工事を実施し、完了した事で、地元の方々にもこの対策を知って頂こうと急遽公開したと話した。
対策はU字溝(U-300)と暗渠管(暗渠管の周りには単粒砕石が敷かれている)による対策となっている。
参加者からは、この応急対策で大丈夫なのかといった不安から質問があり、現場での説明で県は、集中豪雨では無く、通常の雨であれば崩れることは無いとは答えたが、何ミリ以上だから大丈夫だと言うことは解析が出来ていないと説明していた。(上空に取材と思われるヘリが旋回していて聞き取れない部分あり)時間10ミリが3時間降った場合、20ミリが1時間、連続雨量等の基準を決めていて、国道や市道の通行止めとする対策はおこなっている。
太陽光や第二盛り土と呼ばれる箇所についても安全なのかと言った質問には、県も現場を確認している。現状ではすぐに崩れると言う前兆はみられていない。ただ、やはりどこでもそうですが大雨の時は、土砂災害の恐れというのは急斜面の所は心配ではあるので早めの避難をご協力頂きたい。
今後の台風や線状降水帯等で、最悪の想定で、残っている2万リューベーの土砂が崩れた場合、住民に本当に影響は無いのか、現状の堰堤で受け止めらるのか?
については、市道伊豆山神社線の上流にあります堰堤は、7月から今までの間で、元々県が施工した砂防ダムの堆積土砂はすべて撤去している。そこには約4000入るようなポケットを今造っている。その下流に今国が新しくダムを造っている。仮止めのダムもあるので、ただ今確実に補足できるのは4000としか我々言えないが、現状としてできている。崩れたときに熱海市の方で警戒区域を指定されていて、そのエリアには人が入れる状況では無いので、もし崩れて土砂が全部流れたときには、そのエリアにはもしかして土砂が流れるかも知れないが人が入る場所では無いので人に対する被害には及ばないと今の状況では思っている。ただこの場所の土砂の撤去については台風時期を超えた時点で何らかの対策を考えていかなけ
ればならない。と話した。