6月27日、6月定例議会の一般質問に立ち、田形誠議員の紹介で、閉会後、私の質問の傍聴をしてくださったヤマハ発動機労組浜松南支部の役員さまとの意見交換の場に参加させていただきました。
県議として、質問にたった直後にこの様な意見交換会形式にて傍聴された方々から意見を伺うのは初めてのことでした。
後援会のバスツアーで帰りに一緒にバスで帰り、車中で感想を聞くなどはありますが、後援会の方たちではなく、自分が住んでいる地域ではない、自分とは親交がほとんどというより全くない地域の方々、それも組合の役員の方たちですので政策等にも精通された方も多いわけで、それなりに厳しい声もあるのかなと心して参加しました。
ですが、正直、その不安よりも、貴重なご意見が聞けるのではと思い、また、同じ会派の浜松選出の田口章議員、山﨑真之輔議員も参加されるということで、さらに色々な視点の意見が交わされるのではないかと期待いたしました。
意見交換では、初めて傍聴したという方が多かったのですが、確かに普段は議会は平日開催ということですので働く皆さんは当然仕事されているわけで、傍聴されるかたは、今までやはりどうしてもご高齢の皆さまが多いことも事実です。
また県庁まで、熱海もそうですが、浜松からも遠い距離ということもありなかなか傍聴の機会は無いということだと思います。
皆さまのご意見では、「市や国に比べて県の役割がよくわからない」、「正直、眠ってしまった」、「本会議での質問がどう進展していくのか」など色々な意見を聞かせていただきました。
普段から私も地元での街頭や小集会で、県政は国政や市政と違い分かりにくい、見えにくいことが問題であり、自分は更に情報公開の徹底を!ということでこのブログやfacebookなどの活用に加えて、ニュース配布なども実行しているのですが、なかなかそれでも市町と違い、県の仕事は生活にあまり密着していないといいますか、港湾、国県道、橋梁、河川などインフラ整備が多いことも理由に挙げられるのかもしれません。
あと、眠くなる、、、は、あの薄暗い傍聴席で、早朝から出かけてくださることもあるでしょうし、興味のない話題の質問テーマ、自分に関わりの無い質問は確かに眠気を誘うのかもしれませんし、あの音量ももしかすると心地よく子守唄のようにも聞こえるかもと意見を伺い正直なるほどなと感じてしまいました。
改めて翌週の本会議場で、皆さんの意見を思い出し、議席から、傍聴席を眺めて、なるほど、多分、傍聴席から登壇議員や知事はじめ説明者はとても小さく見えるだろうし、せめて映画館のような大型スクリーンやビジョンがあれば表情や発言の様子がもっとリアルに感じて眠気も防止できるようにも感じました。
今度ぜひ実際の議員の質問を順番で傍聴席から聞くことも議会改善の調査で組みこむと良いかもしれません。
あとは、やはり質問と答弁のやり取りが形式的に感じるということをご指摘いただきましたが、今回私は地元のテレビ局が撮影に来て下さったこと、前回分割質問方式を採用したので、いま一度一括質問方式との比較をしてみたかったことが理由で、一括質問方式を皆さまに傍聴していただいたことも、もしかすると形式的に感じた理由の一つかもしれないと思いました。
一問一答や分割の方が聞き手にとっても聞きやすくやりとりが分かりやすいことは明白だと思います。
あとは、予算の関係にもなりますが、スクリーンを用意できれば、文字のサポートも、以前市の障がい者の会でしたが、目の不自由な方のために同時通訳でスクリーン時挨拶した言葉を映し出していましたが、今やスマートフォンでも言葉を読み取り文字化する機能も発達してきています。
近い将来、県議会は眠くならなくなったという改革が進むように、私も色々勉強と研究を重ねてみたいと思います。
このような意見交換は、傍聴後の率直なご意見を伺えるので大変意義があるということ、自分の今後の質問の仕方にも参考になりました。
ヤマハ発動機労組浜松南支部の役員さま、田形議員・田口議員・山﨑議員ありがとうございました。