ふじのくに県議団の政調会主催の勉強会として、「マニフェスト」の生みの親として知られる元三重県知事の北川正恭氏をお迎えしてご講演いただきました。
北川先生は、冒頭、この静岡県(地方議会)からまず地方を変える。そして、国を変える流れをつくってほしい。そういう協力をしていきたいと表明し、話し始めました。
早速、ストレートに私たち「ふじのくに県議団」の知事与党という立場について、二元代表制のプライドを無くしてはいないかという話になり、知事や県会議員の経験を踏まえて、これからは議員の議決権者としてのプライドを持つ必要がある。
知事の執行権者との二元代表としての議会の役割、つまり民意の反映を認識した場合、マニフェストを考え方をまとめる道具として活用するべきであり、有権者に必要なものと考える。
今までは執行権のチェック機能となっていたが、分権社会になり政策提案機能、立法する条例制定機能、審議調査機能もある。議員としてあるべき姿を問わなければならない。
議員の必要性はあるが、総体としての議会を国民は必要としていないのでは。なぜかというと追認だから。だからここを議論する必要がある、、、、分権の時代にこそ議員や総体として議会が必要だということを訴えていくマニフェストなら、、、
と、他にもネット選挙など、様々な観点から切れ味鋭い論舌で分権の精神等を基本にお話いただきました。
私も市議から県議と、5回の自らの選挙を経験し、現在議員になり12年目ではありますが、選挙の原点の公約を忘れることなく、公約の検証を含めて、取組を進めなければと改めて北川先生の講話を通じて、忘れ掛けそうになっていた思い、、、初心を思い出した感じが致しました。
もっと先生の講話の内容をご紹介したいところですが、6月議会の質問作成もしなくてはなりませんのでこの辺りにしておきます。