新東名高速道路開通時期が「平成24年初夏」と発表されました。
東名高速道路は、開通後の日本経済の急激な発展に伴う自動車交通量の増大により、ほぼ全線に渡り混雑が著しく、本来の高速性、定時性が低下してきています。
新東名高速道路は、東名高速道路と機能を分担することにより、低下した東名高速道路の機能を改善するとともに、東名高速道路よりも内陸側を通過するため、切迫する東海地震に対して、被害を受けにくく、災害発生時の輸送路としての機能が期待されます。
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http://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-210/new-tomei/documents/gotemba-mikkabi.png
◎平成23年度熱海市総合防災訓練
平成23年9月4日(日)、平成23年度熱海市総合防災訓練について視察のご案内を齊藤熱海市長からいただき、各地域の訓練状況を見させていただきました。
市議時代は、総合防災訓練として熱海観光港芝生広場で行われており、参加させていただきましたが、今回は地域分散型となり、可能な限り多くの地域を回らせていただきました。
今回の訓練は、地震規模をマグニチュード7.0 震度6以上の地震を想定し、津波に対しては「関東地震津波」が想定されました。
今までの会場型訓練から、より実践的な市内全域の指定避難所等を会場とした地域分散型の訓練となり、また、3月11日に発災した東日本大震災の影響もあり、多くの市民の皆さまのご参加を頂きました。
午前9時に地震発生のサイレンが吹鳴され、避難訓練等が開始されましたが、自分は一番初めに網代地域を見させていただくことに致しました。
熱海市は全体的に高齢化率が県下でトップの約38%ということもあり、どのように多くの高齢者を避難させられるかということが、重要な課題でもあります。
この網代地域では、画像のようにリヤカーを使用する実践訓練も行われ、いざという時の災害弱者救助の想定をはじめていました。
今回は、ライフラインのメイン会場を第一小学校、救護所設置等のメイン会場を多賀小学校に指定し、訓練が行われ、その状況も見させていただきました。
県東部危機管理局、陸上自衛隊、海上自衛隊及び下田海上保安部も参加、市内の多くの団体が参加し、県立熱海高校、県立伊東高校、県立伊東商業高校の生徒の皆さんも参加してくださいました。
台風が停滞する中で、体育館は大変湿度が高く熱中症が心配されましたが、皆さん汗をかきながらも実際の被害を想定した訓練を行ってくれていました。
多賀小学校では熱海警察署による「あさがお作戦」(高齢者対策)の説明が行われていました。
あさがお作戦とは熱海市在住の高齢者が犯罪・交通事故の当事者にならないこと、また、災害時の危険にさらされないことを基本の3本柱とした作戦のことで、愛情いっぱい熱海の高齢者を守るため取り組まれている作戦で愛情があさがおの花言葉であることから命名されている取り組みです。