平成23年2月2日(水)午後3時より網代公民館において網代魚市場活性検討協議会(第4回・最終回)が開催され、オブザーバーとして傍聴させていただきました。
網代魚市場の存続に向けて1年間にわたり網代魚市場活性検討協議会として、市から500万円の事業費が組まれ、議論が交わされて参りました。
会議の冒頭で挨拶に立った斉藤市長は「市場が閉鎖されると、網代が魚の産地であることの衰退、観光、網代固有の食文化など、文化、産業に多大な影響が出ると懸念される。今後ともさらなる活性化策を検討し実行していくことが重要。引き続き市としてもできる限りの協力をしていく」と挨拶し、協議に移りました。
協議では報告書案の説明が行われ、各委員から意見が出されました。主な意見は「荷捌き場では意味がない。市場ではなくなる」、「相対でなく、これまでのセリを残してほしい」、「網代魚市場の名前を残してほしい」のどでした。
この意見等を含め報告書がまとめられる予定ですが、来年度は網代魚市場協議会を設立する方向で進みたいということで、漁業関係・観光協会・網代連合町内会・県の各関係者を構成員とする予定という。
協議の中で、昨年12月末に閣議決定され平成23年度予算に計上される国の補助金制度で「強い水産づくり交付金」の「漁村の第6次産業化を通じた産業の水産業の強化の取組に対する支援」の助成制度も対象となることから、視野に入れ具体的な進展を図りたいということでした。