6月25日(金)午後3時30分より網代公民館会議室において第1回網代魚市場活性検討協議会が開催されました。
その前に先日の本会議にて熱海市教育振興基本計画に関して
『網代小学校の学区の変更について、和田木地区の編入を白紙撤回したが、その具体的な理由は。』
『網代幼稚園・網代小学校においては新たな教育環境の創設と示されているがどう理解すればよいか。』
について、答弁のお問合せをいただきましたのでお答えいたします。
【橋本質問】
熱海市教育振興基本計画について伺います。まず、網代小学校の学区の変更について、和田木地区の編入を白紙撤回しましたが、その具体的な理由をお聞かせいただきたいと思います。市長タウンミーティングやパブリックコメント、また、地域からの要望書などが市当局や議会にもあったことは認識しておりますが、網代地区の皆様にも十分理解がされるようにわかりやすく説明して下さい。また、網代幼稚園・網代小学校においては新たな教育環境の創設と示されているがどう理解すればよいのかご説明をお願い致します。
【藤池教育長答弁】
私からは、「熱海市教育振興基本計画」に関する何点かのご質問にご答弁申し上げます。
はじめに、「学校施設の適正規模・適正配置計画」に関するお尋ねでありますが、原案の修正につきましては、議員ご指摘のとおり、タウンミーティング、パブリックコメントをはじめ多くの市民からご意見を参考にするとともに、計画の諮問機関である熱海市教育振興審議会における審議・答申を受け、教育委員会定例会で協議・検討し、計画決定されたものであり、ご理解を賜わりたいと存じます。
【橋本再質問】
教育長なかなかお答えしにくい部分もあるのでしょうが、原案では多賀小学校の通学区域である和田木地区の平成24年度に網代小へ編入、そして、更に網代幼稚園も和田木保育園の併設の計画があったわけですが、なかなか状況が難しいよということですが、是非、網代地域の方々にも変更後の説明をしっかりと行って理解を求めていただきたいと思います。当初は不均衡な教育環境の是正するためというしっかりした考えがあったわけですが、それを変更してきたということですので、地域の方への説明を十分行っていただきたいと要望しておきます。
【藤池教育長答弁】
網代地区の問題につきましては最善を尽くして地域の方々とどういうふうにしていくのが一番良いのか協議をしてじっくり見通しをつけていきたいと考えております。
※以上がやりとりですが、まぁ消化不良という感じで、もう少し鋭く突っ込むべきだったと反省しています。
網代魚市場活性検討協議会につきましては、委員長を選出し東京海洋大学の馬場治教授が就任し、
最近の魚市場の状況と先進事例などをお話しいただきました。
意見交換会では有識者や地元関係者、漁協関係者などから多くの意見が出されましたが、本日は第1回と言うこともあり、自己紹介的要素が濃かった。
そのなかでも鋭い意見として、オブザーバーで参加していた朝日新聞の記者さんが「場外ですがいいですか」と突然手をあげ、
「商売柄全国の色々な漁港観光地など歩いてみてるが、熱海に来て異質に思うのは、前に来て熱海の魚が食えないこと。
普通ならば簡単に旅館でも外でも食べることができるのに、ここではそれができない。網代魚市場がこういう風になったのはそこになるのではないか。
県の定置網協会が調べた単価が網代が1とすると小田原が2で、2倍、とすると後背地の山の中の箱根が新鮮な地魚が食えるということ。
熱海が地魚がないから仲買人の買注文が入らない。従って競り値がつかない。ここの構造的な問題を考えていかないと食料とか観光市場だとか答えがなかなか出てこない。」
鋭い意見である。漁獲量の推移とその問題点をしっかり探らなくてはならないが、熱海の観光問題も同じであると感じた。
その後アンケート調査を行うことなどの今後のスケジュール等の議論が交わされました。