4月9日、静岡県議会原発・総合エネルギー対策議員連盟にて浜岡原子力発電所を視察致しました。
今回で福島第一原子力発電所の事故以降、浜岡を視察するのは5回目となります。
今回は昨年7月に国が発表した新規制基準についての対応など、浜岡原発の取組を確認するとともに、一年前と比較してどう変わっているのかを実際の目で確認することが一つの目的でもありました。
説明では、従来の規制基準に加えて、共通要因による安全機能の一斉喪失を防止する観点から、自然現象や火災等に対処するための要求事項が新たに明記・強化され、また、重大事故等に対処するための要求事項等も新設されたということでした。
重大事故とは、万一の重大事故等に備えた対策の要求として ①炉心損傷防止 ②格納容器破損防止 ③放射性物質拡散抑制 また、テロとしての航空機衝突への対策も要求されていました。
今回の視察も、校内の撮影は禁止されていたため、後日中部電力から関係画像をいただくことになっておりますので 画像は玄関付近と会議室のもののみですが、後日また画像にてご報告できればと思います。
今回の議連は31人の県議が参加し、緊急時対策所や4号機のフィルターベント設備工事現場等を視察して回りました。
海抜18メートルから22メートルに嵩上げする工事の進捗状況について、2015年9月末の完成予定と担当者から説明がありました。