大規模災害時における在日米軍との連携に関する意見交換会「下田ミーティング」が5月18日下田市総合庁舎で開催され、静岡県議会同会派の阿部卓也県議と共に出席いたしました。
「下田ミーティング」は、東日本大震災時、米軍の受け入れを調整する「日米調整所」の設置に時間を要した課題を教訓に、迅速に開設する仕組みづくりの必要性を確認するために開催されました。
南海トラフの巨大地震など、大規模災害を見据えて連携を深めようと、同日から始まった黒船祭に合わせ、県が参加を呼び掛け、川勝知事やルース駐日大使のほか、内閣府や自衛隊、在日米軍、隣県都県などから計90人が出席しました。
東日本大震災で、在日米軍は行方不明者捜索や応急復旧に当たる「トモダチ作戦」が展開されました。冒頭のあいさつで川勝知事は「作戦は大きな成果を上げたが、(日本側で)受け入れが遅れた反省もある。現場の自治体も加わり、相互に顔の見える関係をつくることが必要」と述べ、更なる連携の必要性を強調しました。
県の総合防災訓練には、2010年度から在日米軍が参加しており、連携強化に努めています。
会議は冒頭の挨拶のみ公開され、非公開の形がとられましたので、会議内容についての詳細報告はブログでは控えますが、調整所を設置する場所や規模、集まる要員などを事前に決めておく必要性を確認し、日米両関係者の積極的な意見交換がみられ、有意義な会議となりました。
※画像は在日米陸軍司令部座間R.ロドリゲス中佐と記念撮影