4月6日(金)JR東静岡駅前のグランシップ大ホール海に於いて平成24年度静岡県立大学の学部・短期大学部・大学院の入学式が挙行され参列して参りました。
静岡県立大学は薬学部・食品栄養科学部・国際関係学部・経営情報学部・看護学部の5学部と大学院では薬学研究院・食品栄養環境科学研究院・国際関係学研究科・経営情報イノべーション研究科・看護学研究科が設置され、短期大学部は看護学科・歯科衛生学科・社会福祉学科があり、この日の入学式で949名の入学許可が木苗直秀学長から認められ、川勝平太静岡県知事、植田徹静岡県議会議長から来賓祝辞が述べられました。
学長式辞では、県民の誇りとなる価値ある大学実現に向けての理念として「たゆみなく発展する大学を目指し、卓越した教育と高い学術性を備えた研究を推進、学生生活の質(QOL)を重視した勉学環境の整備、大学の存在価値を向上させる経営体制を確立、地域社会と協働する広く県民に開かれた大学を目指す5つのことが挙げられ、薬学部では薬剤師6年生教育が始まり先日1期生が卒業しました。新しい制度の基、3月に行われた薬剤師国家試験の合格率は92.2%で国公立17大学中で第2位で高い合格率でした。」と大学の紹介等と入学生に期待を込めた祝辞が述べられました。
また、川勝知事は、「本日ここに県立大学学部・短期大学部・大学院に晴れてご入学の皆様心よりご祝辞を申し上げます。おめでとうございます。そしてまた今日ここにご列席のご父兄の皆様、縁者の皆様、この美しい「 春ここに生まるる朝の日を うけて山河草木みな光あり」に詠われるような霊峰富士に見守られた晴れやかな日に入学式が挙行されさぞかしお慶びのことと存じます。県を代表してご祝辞を述べるものであります。ここのは地の利がございます。東海道53次の内22次がここにはあります。日本橋から出発し、東京と京都を結ぶちょうど中心がこの静岡でございます。東西の文化がこの地に息づいていることを知る筈です。そして特にこの県立大学においては6つの構成体の内3つが隣同士です。隣に県立美術館がございます。県立の図書館がございます。多目的なこのグランシップがあり、少し離れますが日本平、平和な時を創りあげた家康公の縁の久能山東照宮もございます。そして天の時が満ちました。日本は今まさに危機にあります。この危機に際し薬学部の役割は、あるいは食品栄養学部の役割は、世界の中の日本の役割を知るための国際関係学部の役割は、そしてこの情報に時代に経営情報ということを身に付けることの役割は、そして人に為に困っていり人に為に看護学部の役割は極めて高いものがあります。そのために皆さんはここにいる。」そして知事は、人に就くことが大事、先生も忙しい、だから大学の先生の本を読むことを薦め熱のこもった祝電を述べられました。
また、新入生代表者による誓いの言葉では「憧れの静岡県立大学に入学できました。今日の新たな気持ちを忘れず、県立大生としての自覚と高い志を持ち、日々勉学に励みたいと思います。幅広い知識を身につけて日本語教師を目指したいです。」と入学生を代表して誓いの言葉とご自分の目標を述べてくれました。
この入学式では、昨年の東日本大震災の被災県である岩手県・宮城県・福島県の3県より12名が、また、中国・韓国・マレーシア・インドネシア・ベトナム・ミャンマー・インドの7ヶ国から37名の留学生が入学しました。
入学生の皆さん、ご入学おめでとうございます。また保護者関係者の皆様、本日はおめでとうございました。
式典終了後、グランシップ6階で開催されている静岡県・浙江省友好提携30周年記念交流写真展「浙江省の四季と歴史」「富士山写真展」を見学いたしました。
どの作品も浙江省の一番魅力的なところを映しておりすばらしい作品ばかりでした。富士山も色々な表情があり楽しめました。